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2007年12月

ゲームレビュー

【Xbox360】Kingdom Under Fire: Circle of DOOM

  • 2007-12-18 (Tue)
  • ゲームレビュー
当初ノーマークだったけど、知人に薦められて購入したゲーム。
久々にプレイしたMORPGですな。

簡単にシステムを紹介しておきますか。

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●本ゲームの基本システム
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このゲーム、いわゆる「ディアブロ」とか「PSO」とかみたいに、
同じマップを何回も周り、キャラのレベルアップを楽しみつつ
アイテムをかき集めるってのが主軸の内容となってます。

キャラクターは6人(ゲーム開始時は5人のみ)から選べますが、
キャラエディットは不可能です
それぞれ使用できる武器と装備をはじめ、得意な攻撃方法、
移動速度、レベルアップ時のパラメータの上がりやすさなどが違います。

ストーリーはほとんどなくて(一応キャラごとにあるけど、オマケ程度です)、
全6マップをめぐりつつ、雑魚敵を倒してボスを倒していくっていう
まあ、ハック&スラッシュ系ゲームの王道パターンですな。

戦闘システムは、無双系をもっとシンプルにした感じ。
防御も回避行動などもなく、敵相手にボタン連打するだけです。
大量の敵が出てきますが、最初は結構硬いので、
多少レベルが上がらないと爽快感は得にくいかも。

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●アイテムと合成システムについて
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こういったアイテム集めゲームのモチベーションって、
大抵の場合「レアアイテム」とか「ユニークアイテム」の収集にあるんですが、
本ゲームにはこれらが存在しません。

KUF:CoDには、アイテム合成システムが搭載されていて、
さまざまな武器や装備を掛け合わせて、強力なアイテムを作成できます。
簡単に言えば「レアアイテム」を自分で作っていくという感覚ですな。

実は、このゲームの一番の楽しむべきポイントはここにあります。
「大量の素材を集めて強いアイテムを合成したい!」という目標が、
このゲームを続ける唯一のモチベーションとなるでしょう。

ちなみに、各アイテムは「前置詞でアイテムの性能を表す」
ディアブロでおなじみのシステムを踏襲してます。

たとえば、

例)見事な会心と反撃のレイピア

みたいな。

「会心」と「反撃」ってのが武器に付けられたスキル(能力)で、
アイテムひとつあたりに最大4つまで付けることができるんですな。
で、各スキルは最大25レベルまである訳で、
最初の「見事」ってのが、そのレベルをだいたいの感じで示しているのです。

また、本ゲームの合成は、
基本的にスキルレベルを高めていく方向で合成していきます。
たとえば、

例)見事な会心と反撃のレイピア
例)会心のレイピア

この2本を合成すれば、「会心」のスキルが強化されるわけです。
ただ、その他にも能力値が増減します。
肝心の攻撃力が大幅に下がったりするので、その辺の見極めも重要です。

合成システムは最初かなりわかりにくいのですが、
いろいろ試していくうちにわかるようになるでしょう。

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●レベルアップとキャラクターの成長について
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キャラクターのパラメータは、以下の3つしかありません。
レベルアップごとに各パラメータにポイントを振っていく感じです。
なお、一旦確定したパラメータの振りなおしはできません。

○HP/キャラクターの体力
○SP/スキルポイント。通常の攻撃やアビリティ(必殺技)使用時に利用する
○運/アイテムの出やすさ

いやー非常にシンプルですね。
普通のRPGにあるような防御力とか攻撃力とかは一切ないです。
防御力はすべてHPで表されるし、攻撃力は装備している武器で決まります。

ということは、いい装備を身に付ければ、LV1でもすぐに強いキャラができるのですが、
アイテムごとに装備に必要な最低SP値などが設定されているので、
すぐに高レベル用のアイテムは使えません。

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●その他の特徴
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4人までのオンラインCOOPが可能なのがウリでなので、
基本的にはCOOPプレイ推奨です。
シングルでも楽しめますが、ゲームの性質上かなり作業的になります。

また、何度も同じマップをもぐることを前提としてるので、
マップは「ランダム生成システム」を搭載していると銘打っています。
とはいえ、基本的にいくつかのパターンを組み合わせてるだけなので、
あんまりランダムな感じはしないです。

各キャラクターごとに非常に簡単なクエストみたいなものもあります。
また、アビリティを覚えるためには、特定の敵を数種類倒さなくてはいけないのですが、
これも他のゲームで言うクエストっぽい感じですね。

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●ゲームの印象
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まず、最初は非常に退屈なゲームですコレ。

序盤の戦闘は、スキルもアビリティもないので
本当にボタン連打して体力回復でPOT飲むだけのかなり単純なものになり、
すっごく眠くなります。
戦闘になんのテクニックもいらないんですな。

しかも、BGMがなんか短いフレーズの繰り返しで眠さに拍車を掛けるんだなあ。
BGMのボリュームゼロにしたのこのゲームが初めてだよ。
無音の方がよっぽど集中できますな。

しかし、中盤ぐらいになって基本システムと
アイテム合成の仕組みがなんとなく理解できてくると、
このゲームの面白さがちょっとわかってきます。

開始一時間で「クソゲー」と思った人も、そこまでは我慢してみましょう。

要は、素材集めとアイテム合成を楽しいと感じれば、
それなりにモチベーションを持続できるけど、
そのための膨大な時間を無駄と考える人は、絶対向いていないゲームですな。

まあ、中盤~後半になっても、無駄に広くて迷いやすいマップが多くなるし
雑魚戦もだんだん面倒くさくなるし、敵が多いと処理落ちするしで
アイテムの収集と合成以外に、特に面白い部分がないんですが(言い過ぎか?)。

一応、一周クリアしてみたんですが(所要時間30時間ぐらい?効率よくやればもっと速い)
多くのMORPGのようにクリアして終わりっていうゲームじゃないですな。
一周やってようやくシステムが理解できて、
二週目で、難易度レベルをひとつ上げて、さらに能力の高いアイテムをゲットするか、
もしくは、新規キャラで効率のいい育成+アイテム合成を楽しむかっていう感じ。

二週目はわりと「俺Tueeeeee」っていうアイテムが簡単に作れるので、
一周クリアできるまでやる気が持続した人は、二周目以降も楽しいかもしれない。

個人的には、ちょっとゲーム内容がシンプルすぎて
しかも使い古された凡庸なシステムにも関わらず、
どうでもいいところで微妙なストレスを感じる(アイテムのソートが出来ないとか)
詰めの甘い作品だとは思います。

というか、別に人に薦めるほど面白いゲームだとは思ってないんだけど、
なんかついダラダラやっちゃうんだよね。

しかもこんな長い解説とレビュー書いてるし。不思議な作品だなぁ。

ゲームレビュー

【Xbox360】Assasin's CREED / バーチャファイター5 LiveArena

  • 2007-12-09 (Sun)
  • ゲームレビュー

今回は「Assasin's CREED」と「バーチャファイター5LA」。

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■Assasin's CREED
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まず結論から言うと、俺はこのゲーム好きだなぁ。
久々に飽きずに最後までクリアしたゲームだしね。

目玉となるのは、「プリンス・オブ・ペルシャ(開発チームが同じらしい)」から
引き継がれている(と思われる)、主人公の多彩な移動アクション。
建物から建物へジャンプしたり、高い建物の壁をクライミングしたり、
高所から飛び降りたりなどなど、人間業とは思えない動作が簡単操作で楽しめるのだ。
これ、操作してるだけで楽しいし、次世代ゲームとしての新しさが感じられるのよ。

ゲーム後半にもなると、自由自在に街を飛びまわれるようになるし、
戦闘もそれほど難しく無いから、かっこよく立ちまわれるのだ。
これだけでも買って良かったなあと思った。

でも、正直、肝心のゲーム内容は単純すぎて微妙なんだよねー。
最初オブリビオン的な広い世界でたくさんのミッションを
こなしていくゲームなのかと思ったけど、これ全然違うのね。

ゲームの流れを簡単に言うと、

1)上司から、暗殺対象と対象がいる街(エリア)を指示される
2)街(エリア)に行って、「スリ」「盗聴」などの任務をこなして、対象の情報を仕入れる。
3)対象を暗殺。

この繰り返し。

で、ゲームのほとんど時間は、2)の情報収集に費やされるんだけど
どの街に行ってもやることは同じなのよね……。
システム周りがすごい画期的なのに、
ゲーム進行の方法が旧世代な感じなんだよなあ。

しかも、「敵に気付かれない」ようなスニーク要素もあるんだけど、
結局のところ、ごり押しで戦闘してしまった方が簡単でしかも楽しいっていう
バランスもどうなんだ? いや、楽しいからいいけど。

まあ、なんだかんだと不満はあるけど、
最後までプレイできたってのは、何か光るものを感じたからなんですな。
3部作らしいので、次回作に期待しましょう。

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■バーチャファイター5LA
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PS3では搭載されなかったオンライン対戦モードが
Xbox360でついに実現した「バーチャファイター5LA」。

VFシリーズはコンシューマでたまにやる程度で全然うまくないんですが、
オンライン対戦がどんなものか知りたくて購入しました。

ラグもほとんど感じられない状態で、オンライン対戦を実現したのはすごいですな。
通信上のラグってのは、日本国内同士でも絶対発生しているハズなので、
どうやってごまかしているのだろうか、気になります。

ただ、マッチングシステムがちょっと不親切です。
1回対戦が終わるたびに、また検索掛けて対戦相手を探さなくちゃいけないのが何とも。
自動でどんどん探してくれればいいのになぁ。

で、何度かオンライン対戦に挑んでみたものの、
案の定フルボッコで全然勝てませんでした。
VFシリーズは、なんかもう上手い人しかいない印象があるなー。

もっとユーザー数が増えてレベルの層が厚くなってくれれば、
すごい面白いコンテンツだとは思うんですが……。
上手い人ばっかりで、実力差がありすぎると
あんまり楽しめそうに無いかもしれません。

でも、思いのほか新規参入組みも存在しているっぽいんだよね。
フレンドとのオンライン対戦もできるので、初心者の人は、
同じレベルの仲間同士でやるのが一番面白いかもしれませんな。

まあ、このVF5LAのオンライン対戦は(マッチングを除いて)かなり良く出来ているので、
ある程度腕に自信のある人か、上級者にフルボッコにされてもくじけない人にはオススメです。

最近では珍しく「練習」が必要なゲームだったんで、
個人的にはなんか新鮮で楽しかったです。

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