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2009年07月
BF1943 その後
- 2009-07-29 (Wed)
ゲームレビュー
気づいたら40時間以上プレイしているBF1943。
やっぱり自分はBF伝統のコンクエストルールが好きなんだなーと改めて感じる次第。
とにかく繰り返しプレイしていて感じるのは、
PC版のBFシリーズとは、違う点も多いものの
兵器と歩兵のバランスが、いままでのBFシリーズの中でも
最高潮にいい感じである、ということです。
特に、体力と弾薬の自動回復を取り入れたことで、衛生兵と援護兵を削除し、
最終的に歩兵、ライフル兵、偵察兵の3つに絞ったのは
ゲームのカジュアル化としても、バランス調整的にも正解だったと思います。
兵器系に強い歩兵、対人戦に強いライフル兵、索的と防御に秀でた偵察兵といったように
かなりメリハリの利いた役割分担がなされているんですが、
確かに、回復や弾薬共有などでお互いを助け合う機会はないとはいえ、
どの兵科でも(役回りを理解して立ち回れば)活躍できる重要な兵科になっています。
しかも、装備する武器が兵科に対して完全固定されているので
(アンロックで武器が増えるというシステムもない)
「どの武器が強いから卑怯だ」みたいな不毛な論争もありません。
武器がいっぱいあって、それぞれの運用法を試すのも楽しいんだけど、
やっぱりこれぐらいにシンプルなほうがバランスとしては高めやすいんだろうなー。
参加人数が少ない、マップが島マップだけで3つしかない、
分隊システムはもう少し工夫して欲しい(隊長がいないので、基本バラバラ)
といった部分以外は、ほとんど満足しております。
まあ、参加人数にが少ないのは、BFシリーズにとっては大きな問題なんだけどね。
フロントラインでさえコンシューマでの50人対戦実現してるんだから、
なんとか参加人数増やすような仕組み考えて欲しいなあ。
まあ、フロントラインは50人鯖でやるとガクガクになって
かなりスペック的に無理していた感じではありますが。
マップ内容も、すべて占領前の状態から始まるマップしかないんだけど、
最初は防御側にすべて占領されていて、それを攻撃側が攻めて行くという
マップ(1942のオマハのような)も欲しかったですな。
あと歩兵が活躍できる市街戦も欲しかった……。
1,500円でこれだけデキがいいと、
DLCや拡張パックなどで内容の拡充を望んでしまいますな。
やっぱり自分はBF伝統のコンクエストルールが好きなんだなーと改めて感じる次第。
とにかく繰り返しプレイしていて感じるのは、
PC版のBFシリーズとは、違う点も多いものの
兵器と歩兵のバランスが、いままでのBFシリーズの中でも
最高潮にいい感じである、ということです。
特に、体力と弾薬の自動回復を取り入れたことで、衛生兵と援護兵を削除し、
最終的に歩兵、ライフル兵、偵察兵の3つに絞ったのは
ゲームのカジュアル化としても、バランス調整的にも正解だったと思います。
兵器系に強い歩兵、対人戦に強いライフル兵、索的と防御に秀でた偵察兵といったように
かなりメリハリの利いた役割分担がなされているんですが、
確かに、回復や弾薬共有などでお互いを助け合う機会はないとはいえ、
どの兵科でも(役回りを理解して立ち回れば)活躍できる重要な兵科になっています。
しかも、装備する武器が兵科に対して完全固定されているので
(アンロックで武器が増えるというシステムもない)
「どの武器が強いから卑怯だ」みたいな不毛な論争もありません。
武器がいっぱいあって、それぞれの運用法を試すのも楽しいんだけど、
やっぱりこれぐらいにシンプルなほうがバランスとしては高めやすいんだろうなー。
参加人数が少ない、マップが島マップだけで3つしかない、
分隊システムはもう少し工夫して欲しい(隊長がいないので、基本バラバラ)
といった部分以外は、ほとんど満足しております。
まあ、参加人数にが少ないのは、BFシリーズにとっては大きな問題なんだけどね。
フロントラインでさえコンシューマでの50人対戦実現してるんだから、
なんとか参加人数増やすような仕組み考えて欲しいなあ。
まあ、フロントラインは50人鯖でやるとガクガクになって
かなりスペック的に無理していた感じではありますが。
マップ内容も、すべて占領前の状態から始まるマップしかないんだけど、
最初は防御側にすべて占領されていて、それを攻撃側が攻めて行くという
マップ(1942のオマハのような)も欲しかったですな。
あと歩兵が活躍できる市街戦も欲しかった……。
1,500円でこれだけデキがいいと、
DLCや拡張パックなどで内容の拡充を望んでしまいますな。
【BF1943】Battlefield 1943 3日目
- 2009-07-14 (Tue)
ゲームレビュー
BF1943ですが、土日にかなりやりこんで、プレイ時間も20時間を越えてしまいました。ここまで来ると、このゲームの良いところも悪いところもだいたいわかって来た感じですな。個人的にはプレイ感覚はBFBCよりも全然好きなんですが、ややカジュアルすぎて奥が浅い感じもします。シンプルで遊びやすい分、戦い方のバリエーションが少ないというか……。ただ、1500円という値段を考えると、十分プレイする価値はありますな。
最近では戦車を乗り回してます。今のところ、いつでもどこかしらの拠点で余ってるので、勿体無くて乗ってたらなんかうまくなってきました。運のいいときは1試合で1000ポイント近く出してしまって、やや無双状態に……。BFシリーズは基本乗り物乗らない派だったんだけど、なんか楽しくなってきたかも。
ということで、戦車の運用法をまとめてみました。
●基本編
・戦車に乗るときは修理ができる歩兵で
・戦車はうまく運用すると強いが、何も考えないとすぐやられる脆い乗り物である
・ヤバイと思ったら無理せずに即逃げて安全なところで修理すること
・乗り捨ては厳禁。敵に修理されて利用される恐れがある
・基本は三人称視点で索敵し、撃つ時は一人称視点に切り替える
・戦車には部位ダメージがある。
・バズーカ1発の場合、正面は20%程度、側面は40%程度、背面は90%もっていかれる
・よって、立ち回りの基本は、いかに背面に敵を寄せ付けない状況にするかがポイント
・また、偵察兵の爆弾を食らうと一発で破壊されるので決して近づけないように
・偵察兵に近づかれて爆弾を設置されたと思ったら、降りて偵察兵を殺そう(設置された時点でこちらが勝つ見込みは少ないが……)
●運用編
・敵がたくさん沸いている拠点へ無闇に突っ込んでしまうと、背面に回られて即つぶされる
・よって、やや遠目から敵を倒していくのが基本運用法となる
・味方が多少いる状況なら多少強引に突っ込んでも大丈夫
・戦車にサポート役の歩兵かライフル兵がいるとかなり強くなる
・機銃はかなり遠くの兵士にも当たるのでどんどん狙っていこう
・主砲は放物線を描くので、練習してどんな距離や高さでも当てられるようにしておくこと
・敵戦車との戦いは、いかに最初の一発を当てるかで8割決まる。
・敵の弾は正面で受けるようにして、こちらの弾は側面や背面に当てるように立ち回ること。
・慣れてくると障害物や地形などを利用して、一方的に弾を当てることもできる。
・戦車は銃弾系の攻撃は一切無傷なので、遠くから銃を撃たれてもあわてないこと
・手榴弾も音は派手だがそれほど効かないので無視できるレベル
・ライフルグレネードはやや痛いが、敵兵が多くなければそれほど怖くない
・ただ、細かいダメージも蓄積するとやられるので、状況により撤退すること
●実践編
・拠点を3拠点取ったら、無闇に攻めず防御に回ること
・戦車が拠点防御すると、かなり落しづらくなる
・特に戦車が湧く拠点と、爆撃機が呼べる拠点は守っておくと有利
・最高速度で動いている戦車に対してバズーカは結構当てにくい
・歩兵を倒しきれないなら逃げ回るのも手だ
・一部拠点の周りでは溝に戦車がハマって身動きが取れなくなることがあるので注意
・乗り捨てた場合は破壊しておくと素早く次の戦車がリスポンする
・腕のいい戦闘機の爆撃は脅威だが、低空で飛んでくる場合は主砲で落せる
戦車の運用に慣れた人がいるチームは、かなり重要拠点が落されにくくなります。
ただ、BFのシステム的に、いくら戦車が敵兵士を倒していても
拠点を落さないと負けるので、常に全体の状況を把握して、
落せる拠点は素早く落していきましょう。
最近では戦車を乗り回してます。今のところ、いつでもどこかしらの拠点で余ってるので、勿体無くて乗ってたらなんかうまくなってきました。運のいいときは1試合で1000ポイント近く出してしまって、やや無双状態に……。BFシリーズは基本乗り物乗らない派だったんだけど、なんか楽しくなってきたかも。
ということで、戦車の運用法をまとめてみました。
●基本編
・戦車に乗るときは修理ができる歩兵で
・戦車はうまく運用すると強いが、何も考えないとすぐやられる脆い乗り物である
・ヤバイと思ったら無理せずに即逃げて安全なところで修理すること
・乗り捨ては厳禁。敵に修理されて利用される恐れがある
・基本は三人称視点で索敵し、撃つ時は一人称視点に切り替える
・戦車には部位ダメージがある。
・バズーカ1発の場合、正面は20%程度、側面は40%程度、背面は90%もっていかれる
・よって、立ち回りの基本は、いかに背面に敵を寄せ付けない状況にするかがポイント
・また、偵察兵の爆弾を食らうと一発で破壊されるので決して近づけないように
・偵察兵に近づかれて爆弾を設置されたと思ったら、降りて偵察兵を殺そう(設置された時点でこちらが勝つ見込みは少ないが……)
●運用編
・敵がたくさん沸いている拠点へ無闇に突っ込んでしまうと、背面に回られて即つぶされる
・よって、やや遠目から敵を倒していくのが基本運用法となる
・味方が多少いる状況なら多少強引に突っ込んでも大丈夫
・戦車にサポート役の歩兵かライフル兵がいるとかなり強くなる
・機銃はかなり遠くの兵士にも当たるのでどんどん狙っていこう
・主砲は放物線を描くので、練習してどんな距離や高さでも当てられるようにしておくこと
・敵戦車との戦いは、いかに最初の一発を当てるかで8割決まる。
・敵の弾は正面で受けるようにして、こちらの弾は側面や背面に当てるように立ち回ること。
・慣れてくると障害物や地形などを利用して、一方的に弾を当てることもできる。
・戦車は銃弾系の攻撃は一切無傷なので、遠くから銃を撃たれてもあわてないこと
・手榴弾も音は派手だがそれほど効かないので無視できるレベル
・ライフルグレネードはやや痛いが、敵兵が多くなければそれほど怖くない
・ただ、細かいダメージも蓄積するとやられるので、状況により撤退すること
●実践編
・拠点を3拠点取ったら、無闇に攻めず防御に回ること
・戦車が拠点防御すると、かなり落しづらくなる
・特に戦車が湧く拠点と、爆撃機が呼べる拠点は守っておくと有利
・最高速度で動いている戦車に対してバズーカは結構当てにくい
・歩兵を倒しきれないなら逃げ回るのも手だ
・一部拠点の周りでは溝に戦車がハマって身動きが取れなくなることがあるので注意
・乗り捨てた場合は破壊しておくと素早く次の戦車がリスポンする
・腕のいい戦闘機の爆撃は脅威だが、低空で飛んでくる場合は主砲で落せる
戦車の運用に慣れた人がいるチームは、かなり重要拠点が落されにくくなります。
ただ、BFのシステム的に、いくら戦車が敵兵士を倒していても
拠点を落さないと負けるので、常に全体の状況を把握して、
落せる拠点は素早く落していきましょう。
【BF1943】Battlefield 1943 2日目
- 2009-07-10 (Fri)
ゲームレビュー
初日の数回のプレイでは面白いのかどうかまだ全然判断できなかった「BF1943」。ということで引き続き本日も数時間プレイしてみた。サーバが緊急で増強され、ゲームに入れればラグなどもだいぶ少なくなってきている感じになっていた。とはいえ、まだ時間帯によってはなかなかログインできない状況は続いている。噂によると、なにやらEA側の予想よりかなり売れているらしく、今後も随時サーバを増強していくとのこと。まあ、参加人数が増えそうな今週末はかなり厳しいとは思うが、一週間もすれば落ち着き始めるだろう。
ということで、2日目のプレイで気が付いたところをまとめてみよう。前日よりもかなり本ゲームのもつ面白みに気づいてきて、BFBCよりも全然楽しいのではないか、とも思ってきている。
●過去のBFシリーズに比べてゲームの展開が速い
BF1943は下に挙げた特徴があるため、全体のゲーム展開がスピーディなっている。
・死んでからリスポンできるようになる時間が短い
・旗を上げる時間が短くて済む
・全体のチケット量が少なく、決着が短時間でつく
コンクエのセオリーが浸透していない現在では、拠点に誰もいないことが多く、取っては取り返すというただの鬼ごっこ状態になってしまうことが多い。逆に言えば、拠点をすべて奪われて本陣で一方的なレイプを受ける、という状態は発生しにくいとも言えるが……まあ、このあたりは今後攻め方のセオリーが構築されてからどうなるかを期待しておきたい。
また、リスポン時間が短いので分隊がかなり強力になっているように感じた。1分隊最大4人までのメンバーで組めるが、リスポンは生き残っている分隊の誰からでも湧ける。そのため、4人固まって移動していれば、誰かが死んでも数秒後に同じ位置で復活できるのだ。これは、PC版のBF2やBF2142での死んだ分隊員を衛生兵で生き返らせてメンバーを維持する、という感覚に近いかもしれない。
前作BFBCの分隊システムはかなり中途半端で、単にリスポンポイントがひとつ増える程度の役割しかなかったように思われる。リスポンにかかる時間も長かったため、分隊員から湧こうと思ったらすでに全滅していた、ということもかなり多かった。BF1943も分隊の基本的なシステムは変わらないが、コンクエというルールと、ゲームスピードの上昇というゲーム全体の変化でかなり運用法が変わってきているように感じる。敵の多い拠点に4人で攻め込んだ場合でも、一度死んでも分隊員が誰か数秒間生き残っていれば、その場で復活して攻め続けることができるのだ。倒しても倒しても次々と湧くのだから、敵としては脅威だろう。
弾の補給や体力の回復が自動になり、一人で拠点を攻めても敵が来る前に余裕で旗を降ろすことができるという点から、分隊のメリットが少なくなっているという見方もある。しかし、4人分隊なら1人より素早く拠点を落とせるし、拠点に湧く乗り物などで複数人同時に移動すれば、さらにスピーディに拠点を落としていける。
ただ、分隊にスナイパーや航空機しか使わない人が入ると、一気に分隊のメリットがなくなってしまうのはBFBCと同じ。分隊は固まって移動しつつ次々に拠点を落としてスピーディに展開するのがキモなので、一緒に行動しにくいスナイパーや航空機を使いたい人は基本的に分隊に入らないようにしておきたい。
ちなみに、最大24人までのコンクエルールというのは、BFBCでも無料DLCで後日対応していたが、根本のシステムがコンクエ向きでなかったため、かなりの駄作になっていたように思われる。しかし、このBF1943は、コンクエ前提でマップやルール、システムが調整されているため、BFBCのコンクエとは雲泥の差だ。BFBCの金塊ルールよりも頭を使うので、コンクエの立ち回りがプレイヤー間で浸透すれば、個人的にはBFBCより全然面白くなるのではと思っている。まあ、PC版のBFプレイヤーにとっては、大人数対戦にある敵味方入り乱れての混戦が味わえないのがやや残念ではあるが、旧来のBFの雰囲気を残したコンクエが楽しめる唯一の作品なので個人的には満足度は高い。ようやくBFらしいBFがコンシューマでプレイできる、といった感じだ。
●根本的なラグ解決のために、ぜひEAのアジアサーバを作ってほしいのだが
EAのコンシューマゲームはEAが用意した公式のサーバで対戦を行うことが多い。しかし、EAサーバは今の所アメリカとヨーロッパにしかないらしい。そのため、日本国内のプレイヤーはどうしても多少のラグが発生している状況でのプレイを強いられるのだ。PCでFPSをやっている人は想像できると思うが、アメリカにあるサーバだと、通信状況が良くても恐らく130以上のpingが発生しているハズである。国内サーバの場合は50以下の低pingが当たり前だ。この130と50というPingの違いは、対戦FPSではかなり大きな違いとなる。一般的に、Pingが200以上を超えるとラグが強すぎてゲームにならず、150~200ぐらいだとラグを感じるがあまり快適にゲームはプレイできない感じで、100~150ぐらいだとプレイに支障はない程度のラグ、100以下だとようやく快適な状況となる。EAサーバのpingがどれほどかは調べていないのでわからないが、感覚的には少なくとも150程度のpingはありそうだ。
BFBFやBF1943という、EA(DICE)系FPSをEAサーバ上でプレイしていて感じるのは、弾が当たってから敵にダメージが入るまでのレスポンスが悪いということ。このため、単純に敵を倒す爽快感が失われたり、どうすれば敵に弾が当たるのかの判断も非常にしにくくなる。恐らく、アメリカ国内において低Ping状態でプレイした場合は、もっとキビキビとしたゲームになると思われるのだが、どうなのだろうか? EAは、ぜひともアジア圏のEAサーバを用意していただき、日本国内でも低Pingの状態で対戦ができるようにしていただきたい。
ということで、2日目のプレイで気が付いたところをまとめてみよう。前日よりもかなり本ゲームのもつ面白みに気づいてきて、BFBCよりも全然楽しいのではないか、とも思ってきている。
●過去のBFシリーズに比べてゲームの展開が速い
BF1943は下に挙げた特徴があるため、全体のゲーム展開がスピーディなっている。
・死んでからリスポンできるようになる時間が短い
・旗を上げる時間が短くて済む
・全体のチケット量が少なく、決着が短時間でつく
コンクエのセオリーが浸透していない現在では、拠点に誰もいないことが多く、取っては取り返すというただの鬼ごっこ状態になってしまうことが多い。逆に言えば、拠点をすべて奪われて本陣で一方的なレイプを受ける、という状態は発生しにくいとも言えるが……まあ、このあたりは今後攻め方のセオリーが構築されてからどうなるかを期待しておきたい。
また、リスポン時間が短いので分隊がかなり強力になっているように感じた。1分隊最大4人までのメンバーで組めるが、リスポンは生き残っている分隊の誰からでも湧ける。そのため、4人固まって移動していれば、誰かが死んでも数秒後に同じ位置で復活できるのだ。これは、PC版のBF2やBF2142での死んだ分隊員を衛生兵で生き返らせてメンバーを維持する、という感覚に近いかもしれない。
前作BFBCの分隊システムはかなり中途半端で、単にリスポンポイントがひとつ増える程度の役割しかなかったように思われる。リスポンにかかる時間も長かったため、分隊員から湧こうと思ったらすでに全滅していた、ということもかなり多かった。BF1943も分隊の基本的なシステムは変わらないが、コンクエというルールと、ゲームスピードの上昇というゲーム全体の変化でかなり運用法が変わってきているように感じる。敵の多い拠点に4人で攻め込んだ場合でも、一度死んでも分隊員が誰か数秒間生き残っていれば、その場で復活して攻め続けることができるのだ。倒しても倒しても次々と湧くのだから、敵としては脅威だろう。
弾の補給や体力の回復が自動になり、一人で拠点を攻めても敵が来る前に余裕で旗を降ろすことができるという点から、分隊のメリットが少なくなっているという見方もある。しかし、4人分隊なら1人より素早く拠点を落とせるし、拠点に湧く乗り物などで複数人同時に移動すれば、さらにスピーディに拠点を落としていける。
ただ、分隊にスナイパーや航空機しか使わない人が入ると、一気に分隊のメリットがなくなってしまうのはBFBCと同じ。分隊は固まって移動しつつ次々に拠点を落としてスピーディに展開するのがキモなので、一緒に行動しにくいスナイパーや航空機を使いたい人は基本的に分隊に入らないようにしておきたい。
ちなみに、最大24人までのコンクエルールというのは、BFBCでも無料DLCで後日対応していたが、根本のシステムがコンクエ向きでなかったため、かなりの駄作になっていたように思われる。しかし、このBF1943は、コンクエ前提でマップやルール、システムが調整されているため、BFBCのコンクエとは雲泥の差だ。BFBCの金塊ルールよりも頭を使うので、コンクエの立ち回りがプレイヤー間で浸透すれば、個人的にはBFBCより全然面白くなるのではと思っている。まあ、PC版のBFプレイヤーにとっては、大人数対戦にある敵味方入り乱れての混戦が味わえないのがやや残念ではあるが、旧来のBFの雰囲気を残したコンクエが楽しめる唯一の作品なので個人的には満足度は高い。ようやくBFらしいBFがコンシューマでプレイできる、といった感じだ。
●根本的なラグ解決のために、ぜひEAのアジアサーバを作ってほしいのだが
EAのコンシューマゲームはEAが用意した公式のサーバで対戦を行うことが多い。しかし、EAサーバは今の所アメリカとヨーロッパにしかないらしい。そのため、日本国内のプレイヤーはどうしても多少のラグが発生している状況でのプレイを強いられるのだ。PCでFPSをやっている人は想像できると思うが、アメリカにあるサーバだと、通信状況が良くても恐らく130以上のpingが発生しているハズである。国内サーバの場合は50以下の低pingが当たり前だ。この130と50というPingの違いは、対戦FPSではかなり大きな違いとなる。一般的に、Pingが200以上を超えるとラグが強すぎてゲームにならず、150~200ぐらいだとラグを感じるがあまり快適にゲームはプレイできない感じで、100~150ぐらいだとプレイに支障はない程度のラグ、100以下だとようやく快適な状況となる。EAサーバのpingがどれほどかは調べていないのでわからないが、感覚的には少なくとも150程度のpingはありそうだ。
BFBFやBF1943という、EA(DICE)系FPSをEAサーバ上でプレイしていて感じるのは、弾が当たってから敵にダメージが入るまでのレスポンスが悪いということ。このため、単純に敵を倒す爽快感が失われたり、どうすれば敵に弾が当たるのかの判断も非常にしにくくなる。恐らく、アメリカ国内において低Ping状態でプレイした場合は、もっとキビキビとしたゲームになると思われるのだが、どうなのだろうか? EAは、ぜひともアジア圏のEAサーバを用意していただき、日本国内でも低Pingの状態で対戦ができるようにしていただきたい。
【BF1943】Battlefield 1943
- 2009-07-09 (Thu)
ゲームレビュー
BFBCのエンジンを多少改良し、あのBF1942をリメイクしたオンライン対戦専用ゲーム「BF1943」。Xbox360(とPS3)でダウンロードタイトルとして発売されており、1200MSP(1500円)という激安な値段で購入できる。本ソフトで遊べるマップは、3つ(追加で1マップあるらしい)のみだが、今後DLCでマップやその他いろいろと追加されるようだ。
で、BF好きの私も早速ダウンロードしてみたが、発売日なのでEA鯖が超混雑しているらしく、40分ほどログイン&リトライを繰り返し、運良くラグの少ない鯖に入れて3ゲームほどプレイできたので感想をまとめてみた。ちなみにプレイした鯖の人数は16人(最大は24人)。マップは硫黄島のみ。
●ゲームルール
・いわゆるマップに点在する拠点を制圧(旗を下げる)するスタンダードなコンクエストルール
・チケット制で、敵を倒したり、半分以上の拠点を制圧して、敵のチケットを減らせば勝ち
・兵科は、3種類のみとシンプル
歩兵(サブマシンガン、対戦車バズーカ、修理)、
ライフル銃兵(ライフル、ライフルグレネード)
偵察兵(スナイパー、爆弾)
・弾薬や爆発物などの制限はなく、自動補給される(爆発物系は回復に時間がかかる)。
・体力も自動回復
・分隊システムは、参加しなかったり自由に抜けられるようになった
・オートエイムはなしなので、きちんと照準を合わせる必要がある
全体的にシンプルになっていて、BF特有の助け合い(回復とか弾補給とか)があんまり発生しない。兵器が出てきたときに、歩兵とか偵察兵との連携が必要なぐらいか。逆に言えば、補給無しで進軍できるので、一人でもそれほど困ることはない。分隊システムは多少マシにはなったが、相変わらずそれほど機能しなさそうな雰囲気。
●ファーストインプレッション
・BFBCよりももっさり感が減り、だいぶ操作がやりやすくなった
・最大24人らしいが、16人鯖での対戦をしたところ、結構閑散としている感じ
・人数が少ない+コンクエなので、前線のようなものが発生しにくい
・旗を上げる時間が短くなっているのもあり、拠点の取り合い(鬼ごっこ状態)になる
・裏取りをしてもほとんど意味がない(お互い裏取り合戦になるので)
・オートエイムがなくなったのはゲーム性があがった感じがするの評価したい
総合的に、操作性やゲームシステムなどはBFBCよりも上だと感じた。しかし、この人数とマップの広さでコンクエが面白くなるのかがちょっと疑問。ただ、コンクエルールが浸透していないので、今のところ、面白いのかどうかの結論は出せない。ちなみに兵科が3つだけなのは、現時点では不満を感じない。兵器を乗り回す人が少ないので、総合的なバランスはまだよくわからず。
●鯖状況
サービス開始直後なので、鯖はまだ落ち着いていない。ゲームに参加できなかったり、異常なラグが発生しやすい。BFBCと同じように、しばらくたてば安定すると思われる。
●結論
1500円でフルプライス並みのオンライン対戦ができるのは非常に魅力的。対戦目的で下手なFPSゲームを買うよりも、断然こちらのほうが面白いだろう。ゲームシステムもシンプル&カジュアル化しており、BFBCよりよくできている感じもする。ただし、24人対戦で、コンクエがゲームとしてうまく回るかどうかはちょっとまだ判断できない。PC版BFであった大人数対戦を期待していると、肩透かしを食うかも。コンシューマのBF1943なりの楽しさがあるとは思うので、今後はそれを探っていきたいところではある。
なお、9月ごろにPC版が登場するらしいが、最大人数が増やせて分隊がきちんと機能するならば、シンプルなBFとして割と面白いかもしれない、という印象は受けた。
で、BF好きの私も早速ダウンロードしてみたが、発売日なのでEA鯖が超混雑しているらしく、40分ほどログイン&リトライを繰り返し、運良くラグの少ない鯖に入れて3ゲームほどプレイできたので感想をまとめてみた。ちなみにプレイした鯖の人数は16人(最大は24人)。マップは硫黄島のみ。
●ゲームルール
・いわゆるマップに点在する拠点を制圧(旗を下げる)するスタンダードなコンクエストルール
・チケット制で、敵を倒したり、半分以上の拠点を制圧して、敵のチケットを減らせば勝ち
・兵科は、3種類のみとシンプル
歩兵(サブマシンガン、対戦車バズーカ、修理)、
ライフル銃兵(ライフル、ライフルグレネード)
偵察兵(スナイパー、爆弾)
・弾薬や爆発物などの制限はなく、自動補給される(爆発物系は回復に時間がかかる)。
・体力も自動回復
・分隊システムは、参加しなかったり自由に抜けられるようになった
・オートエイムはなしなので、きちんと照準を合わせる必要がある
全体的にシンプルになっていて、BF特有の助け合い(回復とか弾補給とか)があんまり発生しない。兵器が出てきたときに、歩兵とか偵察兵との連携が必要なぐらいか。逆に言えば、補給無しで進軍できるので、一人でもそれほど困ることはない。分隊システムは多少マシにはなったが、相変わらずそれほど機能しなさそうな雰囲気。
●ファーストインプレッション
・BFBCよりももっさり感が減り、だいぶ操作がやりやすくなった
・最大24人らしいが、16人鯖での対戦をしたところ、結構閑散としている感じ
・人数が少ない+コンクエなので、前線のようなものが発生しにくい
・旗を上げる時間が短くなっているのもあり、拠点の取り合い(鬼ごっこ状態)になる
・裏取りをしてもほとんど意味がない(お互い裏取り合戦になるので)
・オートエイムがなくなったのはゲーム性があがった感じがするの評価したい
総合的に、操作性やゲームシステムなどはBFBCよりも上だと感じた。しかし、この人数とマップの広さでコンクエが面白くなるのかがちょっと疑問。ただ、コンクエルールが浸透していないので、今のところ、面白いのかどうかの結論は出せない。ちなみに兵科が3つだけなのは、現時点では不満を感じない。兵器を乗り回す人が少ないので、総合的なバランスはまだよくわからず。
●鯖状況
サービス開始直後なので、鯖はまだ落ち着いていない。ゲームに参加できなかったり、異常なラグが発生しやすい。BFBCと同じように、しばらくたてば安定すると思われる。
●結論
1500円でフルプライス並みのオンライン対戦ができるのは非常に魅力的。対戦目的で下手なFPSゲームを買うよりも、断然こちらのほうが面白いだろう。ゲームシステムもシンプル&カジュアル化しており、BFBCよりよくできている感じもする。ただし、24人対戦で、コンクエがゲームとしてうまく回るかどうかはちょっとまだ判断できない。PC版BFであった大人数対戦を期待していると、肩透かしを食うかも。コンシューマのBF1943なりの楽しさがあるとは思うので、今後はそれを探っていきたいところではある。
なお、9月ごろにPC版が登場するらしいが、最大人数が増やせて分隊がきちんと機能するならば、シンプルなBFとして割と面白いかもしれない、という印象は受けた。
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