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2009年11月
意外と面白かったシリーズ 「Osmos」
- 2009-11-29 (Sun)
雑記
先日からSteamの日替わりセールが始まり、ちょっと気になったカジュアルゲー「Osmos」が2ドルで売っていたのでためしに購入(Osmosのセールは現在すでに終了)。これが予想外に面白かった。
いわゆる塊魂とかライフゲーム的なものなので、自分の塊(?)を操作して、自分より小さな塊を吸収しつつ目標となるサイズまで大きくするだけのシンプルなルールとなっている。しかし、ステージや敵キャラ(?)などがうまく考えられており、やりこむと奥が深いのだ。今回は、簡単なプレイムービーを作ったので実際の雰囲気は以下を参照して欲しい。
移動するのに自分の塊の一部を射出するので、移動しすぎるとどんどん自分が小さくなるという仕組みが意外とクセモノ。難易度の上がる中盤以降は、できるだけ効率よく他の塊を吸収し、スピーディに大きくなっていくのが攻略のコツとなる。なお、難易度の高いステージでも、塊の配置は毎回固定となっているので、ミスしても何度か繰り返していれば最適ルートのようなものがわかるだろう。
単純に塊を吸収するというシンプルな気持ちよさだけに終わらず、なかなか攻略性も高いゲームに仕上がっているのでオススメだ。ちなみに、通常価格は9.99ドルとそれなりの値段。2ドルで購入できたのは非常にお得だったかも。
しかし、こういうライフゲーム系っていうのはプレイしているうちに、「いかに先に大きくなったほうが有利か」という社会の縮図のようなものが感じられて、いろいろと考えさせられますな。
いわゆる塊魂とかライフゲーム的なものなので、自分の塊(?)を操作して、自分より小さな塊を吸収しつつ目標となるサイズまで大きくするだけのシンプルなルールとなっている。しかし、ステージや敵キャラ(?)などがうまく考えられており、やりこむと奥が深いのだ。今回は、簡単なプレイムービーを作ったので実際の雰囲気は以下を参照して欲しい。
移動するのに自分の塊の一部を射出するので、移動しすぎるとどんどん自分が小さくなるという仕組みが意外とクセモノ。難易度の上がる中盤以降は、できるだけ効率よく他の塊を吸収し、スピーディに大きくなっていくのが攻略のコツとなる。なお、難易度の高いステージでも、塊の配置は毎回固定となっているので、ミスしても何度か繰り返していれば最適ルートのようなものがわかるだろう。
単純に塊を吸収するというシンプルな気持ちよさだけに終わらず、なかなか攻略性も高いゲームに仕上がっているのでオススメだ。ちなみに、通常価格は9.99ドルとそれなりの値段。2ドルで購入できたのは非常にお得だったかも。
しかし、こういうライフゲーム系っていうのはプレイしているうちに、「いかに先に大きくなったほうが有利か」という社会の縮図のようなものが感じられて、いろいろと考えさせられますな。
CoD MW2 解像度について
- 2009-11-26 (Thu)
雑記
さて、先日CoD MW2(以下、MW2)のPC海外版を購入しました。現在はシングルを一周クリアして、マルチをちょこちょことプレイ中です。で、今日はマルチプレイ時の解像度について簡単に調べてみたのでその結果を報告したいと思います。
まず、MW2のマルチプレイでは以下の解像度に対応しています(パソコンやモニタ環境によっては異なる可能性があります)。
-----------------------
640×480
800×600
1024×768
1280×960
1280×1024
1600×900(16:9)
1600×1200
1680×1050(16:10)
1920×1200(16:10)
-----------------------
注目したいのは、いわゆる16:9もしくは16:10のワイド画面での解像度。MW2では、ワイド画面は通常の画面よりも横に視野が広がります。どのぐらい広がるか実際に見てみましょう。
とりあえず、1280×1024以上の解像度による画像をご覧ください。視野が比較しやすいように、サムネイル画像は縦幅を固定して縮小しています。クリックすると原寸大の画像に拡大します。
●1280×1024

●1600×900(16:9)

●1600×1200

●1680×1050(16:10)

●1920×1200(16:10)

※キャプチャミスにより原寸大の画像が実際の解像度より数ドットずれているものがあります。
画像を見ていただければわかるように、一番視野が広くなるのは16:9の比率となる「1600×900」です。スタンダードな4:3の画面では視点を動かさないと確認できない左右の部分を一画面で確認することができます。これはゲーム中の索敵などに有利となるかもしれません。また、4:3の解像度だと武器によって画面の1/4ほどを埋め尽くされてしまうので、見た目が狭苦しい印象もあります。
●比較画像

ただし、16:9の解像度が圧倒的に有利だとも言い切れません。ゲーム中は基本的に画面の真ん中を見てプレイしています。大きいワイドモニタにおいてフルスクリーンでプレイしている場合、左右の画面端に小さな敵影が映っていたとしても、プレイヤーの視点は中央に集中しており、意外と目に入っていないことも多いです。
また、ワイド画面の場合はレーダーが画面端に寄ってしまうのも問題です。プレイ中は画面中央と左上とでチラチラと視点移動しなくてはならないので、肝心の索敵が疎かになる可能性があります。
結局は、自分のモニタの大きさやモニタまでの距離、そもそも高解像度がスペック的に快適に動くかどうかなどを考えて、一番プレイに集中しやすい解像度を選ぶのがいいでしょう。普段から画面中央だけに集中して、マウスを頻繁に動かすことで索敵する人は、4:3の画面の方がやりやすい可能性もあります。とはいえ、解像度自体は高いほうが遠くの敵を認識しやすいので、そこも悩みどころでしょう。
ちなみに、自分は1900×1200対応のモニタを使っていますが、現在のところ1600×900(16:9)の解像度でプレイしています。ただ、モニタ画面の近くでプレイしているので、ウインドウモードにしてできるだけすべての部分が視界に入るようにしています。まあ、だからといって決してプレイがうまい訳ではないので、あくまで参考までに。
まず、MW2のマルチプレイでは以下の解像度に対応しています(パソコンやモニタ環境によっては異なる可能性があります)。
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640×480
800×600
1024×768
1280×960
1280×1024
1600×900(16:9)
1600×1200
1680×1050(16:10)
1920×1200(16:10)
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注目したいのは、いわゆる16:9もしくは16:10のワイド画面での解像度。MW2では、ワイド画面は通常の画面よりも横に視野が広がります。どのぐらい広がるか実際に見てみましょう。
とりあえず、1280×1024以上の解像度による画像をご覧ください。視野が比較しやすいように、サムネイル画像は縦幅を固定して縮小しています。クリックすると原寸大の画像に拡大します。
●1280×1024

●1600×900(16:9)

●1600×1200

●1680×1050(16:10)

●1920×1200(16:10)

※キャプチャミスにより原寸大の画像が実際の解像度より数ドットずれているものがあります。
画像を見ていただければわかるように、一番視野が広くなるのは16:9の比率となる「1600×900」です。スタンダードな4:3の画面では視点を動かさないと確認できない左右の部分を一画面で確認することができます。これはゲーム中の索敵などに有利となるかもしれません。また、4:3の解像度だと武器によって画面の1/4ほどを埋め尽くされてしまうので、見た目が狭苦しい印象もあります。
●比較画像

ただし、16:9の解像度が圧倒的に有利だとも言い切れません。ゲーム中は基本的に画面の真ん中を見てプレイしています。大きいワイドモニタにおいてフルスクリーンでプレイしている場合、左右の画面端に小さな敵影が映っていたとしても、プレイヤーの視点は中央に集中しており、意外と目に入っていないことも多いです。
また、ワイド画面の場合はレーダーが画面端に寄ってしまうのも問題です。プレイ中は画面中央と左上とでチラチラと視点移動しなくてはならないので、肝心の索敵が疎かになる可能性があります。
結局は、自分のモニタの大きさやモニタまでの距離、そもそも高解像度がスペック的に快適に動くかどうかなどを考えて、一番プレイに集中しやすい解像度を選ぶのがいいでしょう。普段から画面中央だけに集中して、マウスを頻繁に動かすことで索敵する人は、4:3の画面の方がやりやすい可能性もあります。とはいえ、解像度自体は高いほうが遠くの敵を認識しやすいので、そこも悩みどころでしょう。
ちなみに、自分は1900×1200対応のモニタを使っていますが、現在のところ1600×900(16:9)の解像度でプレイしています。ただ、モニタ画面の近くでプレイしているので、ウインドウモードにしてできるだけすべての部分が視界に入るようにしています。まあ、だからといって決してプレイがうまい訳ではないので、あくまで参考までに。
ボーダーランズ(BorderLands)雑感
- 2009-11-18 (Wed)
ゲームレビュー
「BorderLands」は、FPS+RPGというスタイルを採用した異色のゲームだ。ディアブロ風味のアイテム集めゲーと聞いて「どんなもんなのだろうか?」と興味本位でPC版(海外版)を購入しプレイしてみた。
■概要
基本的には、メインとサブに分かれたいくつものクエストをこなしていき進行するオーソドックスなRPGスタイルが採用されている。キャラクターは特徴の異なる4種類から選べるようになっており、それぞれ得意とする武器やスキル構成が異なる。経験値をためてレベルアップすれば、キャラの基本能力があがりつつ、スキルを割り振ることが可能だ。さらに、敵やアイテムBoxから入手できる武器は多種多様なパターンから自動生成され、運がよければさまざまな特殊効果の付いた強力なものが手に入るようになっている。
と、ベースとなる基本的なシステムはディアブロと同じである。要は「ハック&スラッシュ系のアイテム集めゲーの面白さをFPS操作で再現したらもっと面白くなるんじゃね?」的な発想で作られたゲームなのである。
RPG+FPSといえばFallOut3が有名だが、本作はあれよりもFPS色が強いシステムになっていると言えるだろう。長い会話シーンや選択肢などはほぼなく、とにかくミッションを請け負ってサクサク戦闘が楽しめるように設計されているのが特徴だ。メーカーいわく、「RPG側からFPSに近づいたのがFallOut3で、FPS側からRPGに近づいたのがBorderLandsだ」ということらしい。
■雑感
ゲームとしては、全体的にきちんと作られており決してつまらない作品ではない。ただ、ゲームシステム上で疑問に思う点がいくつか存在するのも事実である。
本ゲーム最大の問題は戦闘システムだろう。結局のところ敵と自分とのレベル差で勝敗がほぼ決まってしまい、レベルが3つほど上の敵にはほぼ歯が立たないし、同じレベル以下の敵には基本ゴリ押しで勝ててしまう。「レベルさえ上げればほとんどの敵が簡単に倒せてしまう」というバランスが強すぎて、武器およびスキル構成などで工夫する余地があまりないのである。
また、FPSでの戦闘というシステム自体もうまく消化し切れていない感じも受けた。
個人的には、プレイヤー自体の技術向上で強くなるFPSと、時間を掛ければレベルアップで強くなるRPGという両戦闘システムは、うまく噛み合わせるのが難しいのではと感じている。
FallOut3は、戦闘システムにターン性のギミックを入れているので、FPSという要素はあくまでゲームとしての見せ方に利用しているだけであり、戦闘は基本的にRPGの延長線上にある。そのため、戦闘システムの不自然さは感じなかった。
一方で、このBorderLandsの戦闘システムはFPSそのものである。そのため、確かにFallOut3よりも敵を狙って撃つ「シューティング」の魅力をより楽しめるゲーム性にはなっている。しかし、レベルアップや武器性能に頼れば何も考えずにゴリ押しできてしまうので、やればやるほど「シューティング」としての楽しみが少なくなってしまうという問題もまた発生しているのだ。FPS好きの人にとっては、かなりヌルいゲームと感じてしまう危険性もあるだろう。結果として本作では、FPS+RPGというゲームジャンルの相性問題をうまく解決できていないように感じた。
もちろん、「RPGなんだからシューティングとしての面白さは二の次」と割り切ってプレイすれば、アイテム集めなどでそれなりには楽しくなる。しかしそうなるってくると、FPSにこだわらず、TPSでもよかったんじゃないか?と感じてしまうのは否めないのではないだろうか。
■総括
RPGが苦手な人やFPSの立ち回りを生かしたハードな戦闘を望む人にはあまりオススメできないが、ディアブロタイプのアイテム集めゲーが好みの人は試してみる価値はある。ただ、ディアブロのように何週もプレイするほどの奥深さは少なく、かなりカジュアルなゲーム性となっているのでそのあたりは注意されたし。また、4人COOPが可能なので、一緒にプレイするフレンドがいればかなり楽しさがアップするのは間違いない。
点数を付けるとすると、やや実験的な作品を果敢に作り上げたところを評価したとしても、75点というところか。
■概要
基本的には、メインとサブに分かれたいくつものクエストをこなしていき進行するオーソドックスなRPGスタイルが採用されている。キャラクターは特徴の異なる4種類から選べるようになっており、それぞれ得意とする武器やスキル構成が異なる。経験値をためてレベルアップすれば、キャラの基本能力があがりつつ、スキルを割り振ることが可能だ。さらに、敵やアイテムBoxから入手できる武器は多種多様なパターンから自動生成され、運がよければさまざまな特殊効果の付いた強力なものが手に入るようになっている。
と、ベースとなる基本的なシステムはディアブロと同じである。要は「ハック&スラッシュ系のアイテム集めゲーの面白さをFPS操作で再現したらもっと面白くなるんじゃね?」的な発想で作られたゲームなのである。
RPG+FPSといえばFallOut3が有名だが、本作はあれよりもFPS色が強いシステムになっていると言えるだろう。長い会話シーンや選択肢などはほぼなく、とにかくミッションを請け負ってサクサク戦闘が楽しめるように設計されているのが特徴だ。メーカーいわく、「RPG側からFPSに近づいたのがFallOut3で、FPS側からRPGに近づいたのがBorderLandsだ」ということらしい。
■雑感
ゲームとしては、全体的にきちんと作られており決してつまらない作品ではない。ただ、ゲームシステム上で疑問に思う点がいくつか存在するのも事実である。
本ゲーム最大の問題は戦闘システムだろう。結局のところ敵と自分とのレベル差で勝敗がほぼ決まってしまい、レベルが3つほど上の敵にはほぼ歯が立たないし、同じレベル以下の敵には基本ゴリ押しで勝ててしまう。「レベルさえ上げればほとんどの敵が簡単に倒せてしまう」というバランスが強すぎて、武器およびスキル構成などで工夫する余地があまりないのである。
また、FPSでの戦闘というシステム自体もうまく消化し切れていない感じも受けた。
個人的には、プレイヤー自体の技術向上で強くなるFPSと、時間を掛ければレベルアップで強くなるRPGという両戦闘システムは、うまく噛み合わせるのが難しいのではと感じている。
FallOut3は、戦闘システムにターン性のギミックを入れているので、FPSという要素はあくまでゲームとしての見せ方に利用しているだけであり、戦闘は基本的にRPGの延長線上にある。そのため、戦闘システムの不自然さは感じなかった。
一方で、このBorderLandsの戦闘システムはFPSそのものである。そのため、確かにFallOut3よりも敵を狙って撃つ「シューティング」の魅力をより楽しめるゲーム性にはなっている。しかし、レベルアップや武器性能に頼れば何も考えずにゴリ押しできてしまうので、やればやるほど「シューティング」としての楽しみが少なくなってしまうという問題もまた発生しているのだ。FPS好きの人にとっては、かなりヌルいゲームと感じてしまう危険性もあるだろう。結果として本作では、FPS+RPGというゲームジャンルの相性問題をうまく解決できていないように感じた。
もちろん、「RPGなんだからシューティングとしての面白さは二の次」と割り切ってプレイすれば、アイテム集めなどでそれなりには楽しくなる。しかしそうなるってくると、FPSにこだわらず、TPSでもよかったんじゃないか?と感じてしまうのは否めないのではないだろうか。
■総括
RPGが苦手な人やFPSの立ち回りを生かしたハードな戦闘を望む人にはあまりオススメできないが、ディアブロタイプのアイテム集めゲーが好みの人は試してみる価値はある。ただ、ディアブロのように何週もプレイするほどの奥深さは少なく、かなりカジュアルなゲーム性となっているのでそのあたりは注意されたし。また、4人COOPが可能なので、一緒にプレイするフレンドがいればかなり楽しさがアップするのは間違いない。
点数を付けるとすると、やや実験的な作品を果敢に作り上げたところを評価したとしても、75点というところか。
ベヨネッタ 感想
- 2009-11-10 (Tue)
ゲームレビュー
ベヨネッタを結構前にクリアしました。まあ、ネット上で散々賛否両論言われているし、私も2ちゃんの葬式スレとかで語られていることと同じようなことを思っているので、いまさら書くこともないのだけど、一応メモ書き程度に。
---------------------
●通常のアクションシーンはかなりの良作
とにかくキャラを操作しているだけで気持ちがよいのは素晴らしいポイント。アクションゲームとして間口が広く、難易度を上げれば奥もそれなりに深くなるのでやりこみがいがある。画面が派手すぎて見難い部分があったり、連打を多用する決めワザなどは面倒だったりと部分的に不満もあるが、通常戦闘のアクションシーンはDMCよりも進化しており高く評価されるべき。
●それ以外は全部2流のデキ
まあ、不満点を上げるとキリがないので、代表的な部分をメモすると……。
1)ボス戦自体やること決まった戦いなのに、中盤以降退屈なボス戦を連戦させるのはどうなの? あいかわらず評判の悪いコマンド(QTE)入力もなぜ入れたのかよくわからず。
2)また、3Dモデルのモーション付けの予算を渋ったとしか思えない紙芝居的ムービーも酷い。フィルム的な演出も古臭くてダサいし、そもそもなぜフィルムっぽい演出なのかも意味不明。こんな安っぽくなるなら、もっと別のやり方使ってストーリー語ればいいのに。
3)バイク面とかスペハリオマージュ面という低品質なステージは、1流のゲームメーカーなら切ってる内容のはず。往年のセガファンを喜ばすという内輪ウケのためだけになぜ苦痛な面を入れた? あと今時、面クリごとにミニゲーム入れるというセンスはどうなの? あえて80年代の方法論を取り入れたのか? なぜに?
3)シリアス展開にはなりすぎず、スカしたバカっぽさを演出するのはいいのだが、作品全体としては雰囲気がチグハグで全然まとまっていない。構成力が全然なくて、アイディアの寄せ集めをただ集めたまんまって感じになっていることが多い。最後のいきなりのダンスムービーとか「ぽかーん」とするだけじゃないか? なんかこう、メーカー側のウケ狙いの意図が見えてしまってやや寒さすら感じる。
---------------------
とまあ、いろいろ文句はありますが、ゲームとしては基本的には評価したいゲームではあります。2週目とかにムービーとか余計な演出をどんどん飛ばしてアクションシーンだけをプレイすると、かなり絶頂感が続いて楽しいんですな。こういったキャラを操作して雑魚敵を倒すという「ゲームの核となる部分」は異常にデキがいい。多分ここだけはしっかり最初に作りこんだのかもしれませんな。
ただ、ムービーとかちょっとした演出とか、その他の要素が出てくると一気に2流以下の雰囲気がプンプンしてきます。開発予算がなかったとかいい人材が足りなかったとか外部に発注したら変なもの上がってきたとか、いろいろと問題があったのかもしれませんが、それでも「もうちょっとうまく誤魔化してキレイにまとめられるだろ」と思うんだよね。変なところはトコトン変なので、大げさに言えばSIMPLE2000シリーズといった低予算ゲームをプレイしたときに感じる、ゲーム全体としての安っぽいチグハグ感があるんだよなあ。核となるものが非常にいいデキなだけに惜しい感じです。
---------------------
●通常のアクションシーンはかなりの良作
とにかくキャラを操作しているだけで気持ちがよいのは素晴らしいポイント。アクションゲームとして間口が広く、難易度を上げれば奥もそれなりに深くなるのでやりこみがいがある。画面が派手すぎて見難い部分があったり、連打を多用する決めワザなどは面倒だったりと部分的に不満もあるが、通常戦闘のアクションシーンはDMCよりも進化しており高く評価されるべき。
●それ以外は全部2流のデキ
まあ、不満点を上げるとキリがないので、代表的な部分をメモすると……。
1)ボス戦自体やること決まった戦いなのに、中盤以降退屈なボス戦を連戦させるのはどうなの? あいかわらず評判の悪いコマンド(QTE)入力もなぜ入れたのかよくわからず。
2)また、3Dモデルのモーション付けの予算を渋ったとしか思えない紙芝居的ムービーも酷い。フィルム的な演出も古臭くてダサいし、そもそもなぜフィルムっぽい演出なのかも意味不明。こんな安っぽくなるなら、もっと別のやり方使ってストーリー語ればいいのに。
3)バイク面とかスペハリオマージュ面という低品質なステージは、1流のゲームメーカーなら切ってる内容のはず。往年のセガファンを喜ばすという内輪ウケのためだけになぜ苦痛な面を入れた? あと今時、面クリごとにミニゲーム入れるというセンスはどうなの? あえて80年代の方法論を取り入れたのか? なぜに?
3)シリアス展開にはなりすぎず、スカしたバカっぽさを演出するのはいいのだが、作品全体としては雰囲気がチグハグで全然まとまっていない。構成力が全然なくて、アイディアの寄せ集めをただ集めたまんまって感じになっていることが多い。最後のいきなりのダンスムービーとか「ぽかーん」とするだけじゃないか? なんかこう、メーカー側のウケ狙いの意図が見えてしまってやや寒さすら感じる。
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とまあ、いろいろ文句はありますが、ゲームとしては基本的には評価したいゲームではあります。2週目とかにムービーとか余計な演出をどんどん飛ばしてアクションシーンだけをプレイすると、かなり絶頂感が続いて楽しいんですな。こういったキャラを操作して雑魚敵を倒すという「ゲームの核となる部分」は異常にデキがいい。多分ここだけはしっかり最初に作りこんだのかもしれませんな。
ただ、ムービーとかちょっとした演出とか、その他の要素が出てくると一気に2流以下の雰囲気がプンプンしてきます。開発予算がなかったとかいい人材が足りなかったとか外部に発注したら変なもの上がってきたとか、いろいろと問題があったのかもしれませんが、それでも「もうちょっとうまく誤魔化してキレイにまとめられるだろ」と思うんだよね。変なところはトコトン変なので、大げさに言えばSIMPLE2000シリーズといった低予算ゲームをプレイしたときに感じる、ゲーム全体としての安っぽいチグハグ感があるんだよなあ。核となるものが非常にいいデキなだけに惜しい感じです。
FUEL【PC版】がプレイできなかったのが解決!(実はしてない)
- 2009-11-07 (Sat)
雑記
以前のエントリでFUELのPC版がゲーム開始5分ぐらいでフリーズし、画面がバグってしまう症状を紹介した。あれから結局Xbox360版を購入し、ほとんどプレイし終わっているのだが、今更ながらPC版の問題が解決したのでここにメモしておく。
------------------------
※追記1
以下の手順を踏んで一見調子がよくなったように思えたが、後日別のゲーム「ボーダーランズ」をプレイしたところ、30分ぐらいプレイするとまた「FUEL」の時のようにフリーズしてしまう現象が出現。この手順を踏む前は起こらなかったのに……。なので、私の環境はまだ直ってないようです。こうなるとOSごと入れなおすしかないかも。
ただ、以下の手順はビデオカードドライバ周りで一般的に有効とされているものなので、一応掲載したままにしておくことにする。
※追記2
結局OSごとをクリーンインストールし、ビデオカードドライバも最新のものを入れてみたのだが、他のゲームでやはり同じような症状が出てしまう。しかも、ゲームによっては出たり出なかったりするので、いまいち原因がよくわからない。
Google先生によると、nv4_disp関連のエラーはいくつか症状があり一度発生するとなかなか直らないもののようだ。原因が掴みづらいんでしょうな。ハードウエア的に壊れている可能性もあるし。
ただ、私の環境では、大抵の場合ゲーム開始から30~40分ぐらいで発生するので、ハードウエア的な問題の感じがする。もうしばらく調べてみるつもりだが、直らなかったら新しいビデオカード買わないといけないのかも……。
------------------------
結論から言えば、ビデオカードドライバに問題があったようだ。
私の現在使っているパソコンは、まだ買って数ヶ月のものなのだが、購入直後から3Dゲームをプレイ中に落ちることがよくあった。その落ち方は状況によってまちまち。とはいえ、基本的にはビデオカードドライバが強制終了したような感じで、
「ディスプレイドライバ nv4_dispが正常に動作しなくなりました。ディスプレイ機能を完全に復元するために、作業を保存してコンピュータを再起動してください。」
といったようなダイアログが表示されることも多かったのである。ちなみに試用しているビデオカードはNVIDIAの「GeForce GTX 285」である。
で、たまたま今日L4D2のデモをプレイしていたときにも起こり(毎回ではなく、今日はじめてなのが謎)、どうにも腑に落ちないので、もう一度ビデオドライバをインストールしてみようと思ったわけである。
結局、Google先生で例のエラーメッセージを検索してみると、NVIDIA製ビデオカードではちょこちょこある症状のようで、ビデオドライバをクリーンインストールしなおせば直る可能性が高いとのこと。
ビデオカードドライバのクリーンインストールの手順は
--------------------
1)ビデオカードメーカーの公式サイトから最新ドライバをダウンロードする。
2)パソコンをセーフモードで立ち上げる(マシン起動時にF8かF5かCtrlを押しっぱなし)。
3)マイコンピュータを右クリックし、「プロパティ」→「ハードウェア」タブ→「デバイスマネージャ」ボタンをクリックし、ディスプレイアダプタの該当するビデオカードのドライバを削除する。

4)アンインストーラーが起動し、しばらく待っていると再起動がかかる。
5)通常起動し、先ほどダウンロードした最新ドライバを実行してインストールする。
--------------------
以上である。
ビデオカードのドライバは、現在入れてあるドライバをアンインストールせずに上書き再インストールした場合だと問題が解決しない場合がある。なので、セーフモードで元のドライバを完全に削除してから、改めてドライバをインストールするのだ。
実はこれ、熟練のPCゲーマーならかなり常識的な話だったりして、私も知識としては知っていた。しかし、私はFUELのトラブル時に面倒くさがってしまい、ビデオカードドライバを上書き再インストールするだけで済ませてしまったのである。イカンイカン。
ということで、これを試してみた後にFUELを立ち上げてみたら、普通に動作するようになった。ビデオオプションを最大まであげても問題なし。気持ちの問題かもしれないが、他のゲームも以前よりスムーズに動くようになったような気がする。同じような問題を抱えている人がもしいるならば、この方法をぜひ試して見てほしい。

まあ、今更FUELが動作したところですでにやる気はしないんだけど……。まあ、記念に公式チートですべてのアンロック要素を解除しちゃいました。

んーPC版はやりこみやらなくてもアンロックできるから楽だなあ。Xbox360版もこういう救済措置があればよかったのに。
------------------------
※追記1
以下の手順を踏んで一見調子がよくなったように思えたが、後日別のゲーム「ボーダーランズ」をプレイしたところ、30分ぐらいプレイするとまた「FUEL」の時のようにフリーズしてしまう現象が出現。この手順を踏む前は起こらなかったのに……。なので、私の環境はまだ直ってないようです。こうなるとOSごと入れなおすしかないかも。
ただ、以下の手順はビデオカードドライバ周りで一般的に有効とされているものなので、一応掲載したままにしておくことにする。
※追記2
結局OSごとをクリーンインストールし、ビデオカードドライバも最新のものを入れてみたのだが、他のゲームでやはり同じような症状が出てしまう。しかも、ゲームによっては出たり出なかったりするので、いまいち原因がよくわからない。
Google先生によると、nv4_disp関連のエラーはいくつか症状があり一度発生するとなかなか直らないもののようだ。原因が掴みづらいんでしょうな。ハードウエア的に壊れている可能性もあるし。
ただ、私の環境では、大抵の場合ゲーム開始から30~40分ぐらいで発生するので、ハードウエア的な問題の感じがする。もうしばらく調べてみるつもりだが、直らなかったら新しいビデオカード買わないといけないのかも……。
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結論から言えば、ビデオカードドライバに問題があったようだ。
私の現在使っているパソコンは、まだ買って数ヶ月のものなのだが、購入直後から3Dゲームをプレイ中に落ちることがよくあった。その落ち方は状況によってまちまち。とはいえ、基本的にはビデオカードドライバが強制終了したような感じで、
「ディスプレイドライバ nv4_dispが正常に動作しなくなりました。ディスプレイ機能を完全に復元するために、作業を保存してコンピュータを再起動してください。」
といったようなダイアログが表示されることも多かったのである。ちなみに試用しているビデオカードはNVIDIAの「GeForce GTX 285」である。
で、たまたま今日L4D2のデモをプレイしていたときにも起こり(毎回ではなく、今日はじめてなのが謎)、どうにも腑に落ちないので、もう一度ビデオドライバをインストールしてみようと思ったわけである。
結局、Google先生で例のエラーメッセージを検索してみると、NVIDIA製ビデオカードではちょこちょこある症状のようで、ビデオドライバをクリーンインストールしなおせば直る可能性が高いとのこと。
ビデオカードドライバのクリーンインストールの手順は
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1)ビデオカードメーカーの公式サイトから最新ドライバをダウンロードする。
2)パソコンをセーフモードで立ち上げる(マシン起動時にF8かF5かCtrlを押しっぱなし)。
3)マイコンピュータを右クリックし、「プロパティ」→「ハードウェア」タブ→「デバイスマネージャ」ボタンをクリックし、ディスプレイアダプタの該当するビデオカードのドライバを削除する。

4)アンインストーラーが起動し、しばらく待っていると再起動がかかる。
5)通常起動し、先ほどダウンロードした最新ドライバを実行してインストールする。
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以上である。
ビデオカードのドライバは、現在入れてあるドライバをアンインストールせずに上書き再インストールした場合だと問題が解決しない場合がある。なので、セーフモードで元のドライバを完全に削除してから、改めてドライバをインストールするのだ。
実はこれ、熟練のPCゲーマーならかなり常識的な話だったりして、私も知識としては知っていた。しかし、私はFUELのトラブル時に面倒くさがってしまい、ビデオカードドライバを上書き再インストールするだけで済ませてしまったのである。イカンイカン。
ということで、これを試してみた後にFUELを立ち上げてみたら、普通に動作するようになった。ビデオオプションを最大まであげても問題なし。気持ちの問題かもしれないが、他のゲームも以前よりスムーズに動くようになったような気がする。同じような問題を抱えている人がもしいるならば、この方法をぜひ試して見てほしい。

まあ、今更FUELが動作したところですでにやる気はしないんだけど……。まあ、記念に公式チートですべてのアンロック要素を解除しちゃいました。

んーPC版はやりこみやらなくてもアンロックできるから楽だなあ。Xbox360版もこういう救済措置があればよかったのに。
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