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1)Intensity Proについてhttp://www.blackmagic-design.com/jp/products/intensity/HDMI入出力端子(デジタル)とコンポーネント入出力端子(アナログ)を備えており、
1920×1080のフルHD解像度を非圧縮で取り込める強力なキャプチャーボードです。
比較的新しいXbox360ならHDMI端子がついているので、
ボードのHDMI端子につなぐだけでキャプチャーできるのが手軽ですな。
ただ、これを購入すれば誰でも簡単に1920×1080のフルHD解像度の動画を
キャプチャできるかというと、話はそう単純ではありません。
まず、Intensity Proをフルに利用するためには
1)高速なマルチコアCPU
Intensity Proはソフトウエアキャプチャ方式なので、CPUに高い処理能力が必要となる。
2)RAID0などを構築し、高速に書き込みができるHDD環境
キャプチャしながらデータを保存するので、遅いHDDでは書き込みが追いつかず失敗することがある。
の2つが必要です。
ただ、2)が必須なのはデータ容量の多い非圧縮形式でキャプチャする場合で、
なんらかの圧縮を掛けながらキャプチャする場合は、RAIDを組んでいなくても大丈夫な場合があります(後述)。
※ただし、圧縮処理を行うにはCPUの処理能力がさらに必要になるので注意。
なお、Intensity Proの最新ドライバは以下から入手しましょう。
http://www34.atwiki.jp/intensity/pages/18.html---------------------------------------------------
2)キャプチャソフトについてIntensity Proにもキャプチャソフトは付属していますが、
正直なところゲームのプレイ動画などのキャプチャには使えません。
そこで、フリーのキャプチャソフトを利用します。
●くすのきTVHD
http://axts10.web.infoseek.co.jp/kusunoki/kusunokitvhd/Intensity向けに作られたプレビュー&キャプチャソフト。
設定が少ないので初心者向け。
●ふぬああ
http://www.moemoe.gr.jp/~hunuaa/定番のキャプチャソフト。設定項目が非常に多いため融通が利く。
とはいえ、初心者には使いづらく、動画関連の知識がある上級者向け。
私も両方試しましたが、「くすのきTVHD」のほうが気軽に使えるのでこちらを選択しました。
よって以下からの話は、くすのきTVHD上での内容となります。
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3)映像と音声をプレビューしてみようとりあえずは、Xbox360とIntensity Proを以下のように接続します。
[Xbox360(720p設定)のHDMI出力] → [Intensity ProのHDMI入力]
説明するまでもないですが……。
まあ、HDMI一本で接続できるので非常に楽ですな。
で、くすのきTVHDを立ち上げてみましょう。
右クリックメニューで「キャプチャデバイス選択」と「オーディオデバイス選択」の
項目を「Declink〜」に選択して、映像や音声がそのままプレビューされていればOK。
1280×720(720p)の解像度なら、プレビューの遅延もほぼなく、
ウインドウ上でスムーズにゲームをプレイ可能です。
1920×1080(1080i)のキャプチャも可能ですが、
フレームレートが半減するので、ゲームをプレイするには向いていません。
なお、Intensity Proには動作が不安定なことがあり、
いろいろ試しているうちに動画がうまくプレビューできなかったりする場合があるようです。
その場合は、くすのきTVHDを再起動させたり、マシンを再起動させてみましょう。
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4)圧縮コーデックについてキャプチャした動画を無圧縮のまま保存すると、
多くのデータを一気に保存できるような高速なHDDの転送速度が必要になります。
RAID0でHDDを複数台連結し、高速な転送速度環境を構築すれば
無圧縮でのキャプチャも可能らしいですが、個人的にはそこまでしたくないので、
RAID環境は構築しないで、1台のHDDだけで済ませたいところです。
また、無圧縮だと動画のデータ容量が膨大になってしまい、データの取り扱いも面倒になるので
基本的にゲームのプレイ動画を撮りたいだけなら、
無圧縮で保存するメリットはほぼないと言っていいでしょう。
よって、今回は動画を圧縮しながら保存する方法をとります。
これによって、動画データの容量を減らすことができ、
HDDの転送速度も、RAIDなしの状態でもある程度大丈夫になります。
※必ずとはいえないので注意。
基本的に、くすのきTVHDをはじめ、多くのキャプチャソフトでは、
取り込んだ映像を何らかの圧縮を掛けながら保存することが可能となっています。
動画をどう圧縮するのかの方式は、動画の場合「コーデック」と呼ばれます。
で、動画をキャプチャする場合、このコーデックに何を選択するかが重要になってきます。
動画を一切劣化させたくなければ、元の動画を破壊しない
「可逆圧縮(元の状態に完全に戻せる圧縮方法)」のコーデックを使う必要があります。
一般的に有名なフリーの可逆圧縮コーデックは、以下の「編集用動画コーデック」項目を参照。
http://wiki.nicomas.net/index.php?%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%83%E3%82%AFいろいろと可逆圧縮コーデックがありますが、それぞれ何が違うのかざっくりいうと、
・「データの圧縮率」
・「圧縮(エンコード)/展開(デコード・再生)処理のスピード」
・「CPUへの負荷」
に違いがあります(対応色空間などにも違いがあるがその辺はよくわからんので割愛)。
一般的に圧縮率が高ければ、データ容量が少なくてすみ、
HDDの転送速度もさほど速くなくてもよくなります。
また、処理のスピードが速くCPUの負荷が少なければ、
それだけスムーズにキャプチャできるようになります。
有名どころだと「Huffyuv」というコーデックがあり、
これは私も知っていたので、今回はまずこれで試してみました。
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5)いよいよキャプチャーなのだが……コーデックをインストールしたら、くすのきTVHDの右クリックメニューから
圧縮方法を選び、「欠落フレーム検知で停止」を有効にしましょう。
欠落フレームとは、キャプチャ中に何らかの原因で処理が間に合わず、
きちんと録画されずに飛ばされてしまったフレームのことです。
これが発生してしまうと、録画した動画がカクカクに見えてしまうだけでなく
音声とのズレも起きてしまうので、基本的には欠落フレームが発生した動画は使えません。
この「欠落フレーム検知で停止」をオンにすると、
欠落フレームが発生した段階で録画を止めてくれるわけです。
また、「プレビュー無し」をオンにして、録画中はプレビューを停止しておきましょう。
プレビューしながらのキャプチャーはかなりマシンに負荷がかかるため、
まともにキャプチャできません。
そのため、プレイ動画をキャプチャする場合は
Xbox360のHDMIを分配器などで2つに分割し、
ひとつをプレイ用のモニタ、ひとつをキャプチャーボードにつなぐの基本です。
ちなみに、Intensity ProにはHDMIの出力端子があるので、分配器を使わずに
ここからプレイ用のモニタにもつなぐことができるらしいのですが、
自分は試してないのでよくわかりません。
※Intensity Pro付属のソフトを起動した状態じゃないと出力されないとの話もある?
さて、準備ができたら「録画開始」でキャプチャー開始です。
……しかし、私の環境ではまったくうまくいきませんでした。
録画開始した直後に、欠落フレームが発生し、まともにキャプチャできないのです。
この原因には、以下のものが考えられます。
1)CPUの処理速度が足りない
2)HDDの転送速度が足りない
3)その他、私の範疇を超えたよくわからない原因
うーん……。私の環境の場合、どれが原因なんでしょうか?
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6)より高速なコーデックを利用する原因がよくわからない状態ですが、
いろいろと調べた結果、より低負荷で高速なコーデックを利用すれば
スムーズにキャプチャできるようになり、
結果的に欠落フレームをなくすことができるんじゃないか思い
今度は別のコーデックを試します。
現在「Huffyuv」よりも高速な処理が可能なフリーコーデックには
「Ut Video」や「FastCodec」などがあります。
これらを実際に導入して、実際にキャプチャしてみました。
それぞれの設定はよくわからないので、適当に試してみます。
一旦「欠落フレーム検知で停止」をオフにしてキャプチャしてみると
たしかにHuffyuv使用時よりも欠落フレーム数は減っているようですが、
(右クリックメニュー上で欠落フレーム数が表示される)
現実的には快適にキャプチャできているとは言いがたいです。
どうしたもんですかね……。
あきらめずに、さらにいろいろと調べてみると、
もっと高速で処理できるコーデックがあるとの情報をキャッチ。
AMV2MT/AMV3 ビデオコーデック
http://amamaman.hp.infoseek.co.jp/本コーデックは、シェアウエアで1,260円するのですが、
無料で試用できます(試用中はエンコード時にロゴが入る)。
さらにIntensity向けの設定値も最初から組み込まれているので、
初心者でも何も考えずにエンコードできそうです。
ワラにもすがる思いで導入し、試してみたところ……。
……なんと、プレビュー無し状態でキャプチャーすれば
欠落フレームが完全になくなったではないですか!これは素晴らしい!
このコーデック、ものすごい処理が軽い感じがします!
CPU負荷とかチェックしてないから、完全になんとなくなんだけどね!
さらに、くすのきTVHDを「VGAで調整モード」にして(負荷が減るらしい)、
「プレビューあり」にしつつ、ゲーム画面を表示させながらキャプチャしてみると、
これでも欠落フレームがほとんど発生しないということが判明。
このコーデックは再生(デコード)時でも負荷が少ないらしいので
こういった芸当ができるのでしょう。
これなら、HDMIを分配せずに
PC上でゲームをしながらキャプチャできてしまうかもしれません。
(表示画面に遅延が発生しているかどうかはまだ未検証)
劇的な変化に衝撃を受け、早速このコーデックをレジストしてしまいした。
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7)まとめ
IntensityPROを利用し、Xbox360の動画をHDMI経由で簡単に取り込みたいなら
以下の組み合わせがお勧めということですな。
キャプチャソフト/くすのきTVHD(フリー)
コーデック/AMV2MT(有料)
今回、フリーのコーデックを使った場合、うまくキャプチャできなかったのですが、
その原因を詳しく突き詰めずに、やや強引な感じで乗り越えてしまった感があります。
RAID0環境を構築すればフリーコーデックでもキャプチャできたのか、
そもそもCPUの性能がまだ足りなかったのか、ハッキリ言ってよくわかりません。
また、各種コーデックの設定や、ふぬああの各種設定を使いこなせば、
同じ環境でもわざわざ有料コーデックを使わずとも
快適にキャプチャできたのかもしれません。
ただ、こういった高画質、高解像度キャプチャの場合、
コーデックは高速で低負荷のものを使うとスムーズに
キャプチャできることがわかっただけでも収穫です。
以上。
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※補足
AMV2MTを使えば、どの環境でも私と同じように高速に取り込める、とは言えないのでご注意を。
作者のブログに
「Intensityのデータは特別高速なキャプチャー環境を構築できる」
との記述があるので、もしかしたらIntensity以外だと多少パフォーマンスが
変わるのかもしれません(この辺りは詳しくないのでわかりません)。
とはいえ、他のコーデックに比べてもかなり処理が速いほうだと思います。