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ゲームレビュー

ArmA2:OAキャンペーン:グットモーニング タキスタン

  • 2012-06-28
Arma2のキャンペーンに続き、Arma2:OAのキャンペーンもプレイ開始。現在中盤辺りまでミッションを進めていますが、現時点での感想をざっとまとめておきます。

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OAのキャンペーンは、無印とは大きく異なっており、主軸のストーリーラインをなぞりながら局所的な戦闘ミッションを次々とこなしていく内容になっています。シーンによって操作するキャラクター(部隊)も変わるので、一歩兵として分隊長に付いて行ったり、戦車隊長として殲滅作戦を指示したり、特殊部隊となって救出ミッションをこなしたり、ヘリパイロットとなって味方の進軍を助けたりなどなど、さまざまなシチュエーションが楽しめるのが特徴。

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どうやら、無印キャンペーンにおける「ゲーム中の8割は移動や探索で、たまに敵を倒してまた移動」といった、ある意味冗長な内容が不評だったようで、今作では「ミッション開始後にすぐ局所戦闘が楽しめる」という、近代FPSによくある方式に変わったのだと思われます。

また、OAではゲームの動作がかなり安定するようになり、AIの挙動次第で進行不能になったり、強制終了で落ちることもだいぶ少なくなっています。まあ、相変わらずゲームの仕様による不可解な現象は起きますが、無印のようにバグで同じミッションを何度もやり直すハメになることはないはず(セーブデータの破損はOAでも一度だけ発生しましたが)。

このように、OAではとにかく無印キャンペーンにおける問題点を徹底的に改善(無印で不評だった面倒で時間のかかるストラテジー要素も削除)し、他の一般的なFPSと同じような感覚でプレイできるようになっています。ArmAシリーズである以上、一定の難しさはありますが、とっつきやすさは無印よりも断然によくなったと言っていいでしょう。

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ただ、OAは確かに多種多様なミッションを手軽に楽しめる反面、単発シナリオを次々にプレイしているような、淡々とした印象が強いんですよね。登場キャラクターにも思い入れが全然沸かないし、覚えているのは各作戦における細かいタスクばかりで、主軸となるストーリーの印象も薄い。

個人的には、無印キャンペーンにおける「レイザーチーム」を主人公とした濃いストーリーラインや、広大なマップでわけもわからず右往左往する感じや、住人と会話して情報を集めたりするRPG風の要素が好きだったので、ちょっと残念でもあります。

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この2作品の印象をわかりやすく言えば、無印は「ロシアでなんだかよくわからない戦争に参加したら大きな混乱に巻き込まれてしまい、政治的な問題も絡んできて、気が付いたら戦争の流れを変える当事者として八面六臂の活躍を求められるゲーム」であり、OAは「タキスタンでなんだかよくわからない戦争が起きていて、なんだか重要そうな作戦にちょこちょこ参加させられて、とりあえず障害となっているらしい敵をたくさん倒すゲーム」である、という感じでしょうか。自分で書いててよくわかりませんが、無印のほうがより主観的で没入度が高いといったところです。

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とはいえ、OAはOAなりに完成度が高い作品に仕上がっているので、「AIとの戦闘を楽しむゲーム」だと割り切るのが正しいプレイスタイルでしょう。難易度を標準より上げたりして、歯ごたえのある状態で遊ぶとより面白くなると思います。

※6/29追記。
すべてのミッションをクリアしました。最後までプレイしても、やっぱり淡々とした印象は変わらず。しかし、マップ上でユニット動かすミッションは、もう少しインターフェイスというかコントロール環境が洗練してくれないとやりにくくて仕方がないなー。たまに敵もいないのにユニットが移動命令とは全然違う方向に動く現象もあって、AIの癖というか仕様がイマイチ把握できないまま終わってしまった。

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